曲線を取り入れて、やわらかな印象をつくる

やわらかく、親しみやすい印象をつくるためには、
色だけでなく、形(フォルム)にも意識を向けることが大切です。
一般的に、直線的なラインはシャープで理性的な印象を与え、
曲線や丸みのある形は、やさしさや柔らかさを感じさせます。

すべてを曲線で構成する必要はありませんが、
直線が多いデザインの中に、
少しだけ丸みを取り入れるだ

けでも、
全体の雰囲気は大きく変わります。

たとえば、
セクションの

境界を緩やかなカーブにしたり、
画像の角を丸く加工することで、
画面全体の緊張感がやわらぎ、
穏やかで上品な印象を与えることができます。

直線のままだと、
どうしても角ばった印象が目立ってしまい、
伝えたい「やさしさ」や「しなやかさ」が感じにくくなることもあります。
ほんの少し形を調整するだけで、
印象が大きく変わるのは、こうした理由からです。

また、丸い形を取り入れることで、
視覚的な距離が縮まり、
親しみやすさや安心感を演出することもできます。

ただし、曲線や丸みを使いすぎると、
幼い印象になってしまうこともあるため、
あくまでポイントとして控えめに使うことが大切です。

色と同じように、
形もまた、感情に静かに作用する要素のひとつ。
フォルムに意識を向けることで、
デザインの表現の幅は、さらに広がっていきます。