①色の選び方について

まず、人が「心地よい」と感じやすい色について考えてみましょう。
ぱっと思いつくのは、ピンクやレッドなどの暖色系かもしれません。

ピンクやレッドは、やわらかさや温かみ、安心感を連想させる色として知られています。
これらの色が好まれやすい理由には諸説ありますが、人は昔から果実を見分けたり、顔色の変化から体調を読み取ったりする中で、赤系の色に自然と敏感になってきたと言われています。

また、レッドやピンクは血色をよく見せる色でもあり、人とのコミュニケーションにおいて好印象につながりやすい色と考えられることもあります。

自然界に目を向けると、花の色にはピンクやレッド、黄色などの暖色が多く見られます。
これは、色によって虫たちに存在を伝え、受粉を促してきた結果とも言われています。


ピンクにも、たくさんの表情があります

一口にピンクと言っても、彩度や明度の違いだけで印象は大きく変わります。

彩度の高いピンクは、元気でアクティブ、少し強めの印象に。
一方で、彩度を落としたピンクは、柔らかく穏やかで、安心感のある印象になります。

「暖色系だから」「ピンクだから」という理由だけで色を選んでしまうと、
サイトの内容や伝えたい雰囲気とズレてしまうこともあります。

大切なのは、
そのサイトがどんな空気をまといたいのかを考えた上で、
同じ色相の中でも、彩度や明度を丁寧に調整していくこと。

色は、感情や印象を静かにコントロールする要素のひとつなのです。


「心地良さをデザインする印象設計のヒント」その他の記事はこちら↓

1. 定番カラーは、温かみのある暖色系
2. トーンの使う割合を意識して、イメージに近づける
3. 組み合わせる色によって、印象に深みを加える
4. モチーフや質感から、色のインスピレーションを得る
5. パステルカラーを取り入れて、やわらかな印象をつくる
6. 曲線を使い、形からやさしさを表現する
7. フォントは、線の表情と繊細さを意識する